1.原糸
絹、キュプラ、ポリエステル、レーヨンをはじめとする長繊維のほか、綿、ウールなどの短繊維など、多彩な種類の原糸を使用しています。

2.かせあげ
撚糸工程で撚った糸を染色するために、いったん糸を束ねたかせ（綛）状態にします。

3.かせ染色・チーズ染色
かせの状態で染色します。最もポピュラーな染色方法で、小ロットにも対応できます。ボビンに巻いた糸をキャリアーに充填して染色を行う方法です。生産性が高く、ムラなく染めることが出来ます。

4.整経
染色した経糸を決められた本数、密度、配列に並べ、おまきに巻き上げます。経糸による縞柄はこの時点で作られます。

5.製織用データの転送
紋紙を使用し、穴の配置で情報を織機につたえます。また、CGSデータをFDやLANを用いて織機に伝達します。

6.織機
ジャカードは、経糸を1本単位で自在に操り、織物組織と糸の色によって、複雑で美しい柄を表現します。ドビーは、規則的な織物組織による縞柄やチェック柄など、シンプルで均質な生地に適しています。

7.整理・後加工
生地の仕上げ加工行う織物の最終工程です。洗浄、生地幅の調整などを行う整理加工のほか、樹脂加工や撥水、抗菌、UVコーティングなど様々な機能性加工を行います。

8.検査
整理加工が済んだ織物の傷や汚れなどを検査し、出荷の準備をします。